FIRST STEP EXHIBITION ファーストステップ展
●趣旨 本企画は、若いアーティストに対して、発表の場と機会を広く平等に与え、その活動を応 援することを目的としています。開催期間中には、交流会や、アーティスト活動にまつわ る講演会などを行い、若手アーティスト達の継続的な創造活動を推奨します。世界屈指の 文化都市である京都での展覧会をファーストステップとして、様々な人々に出会い、アー ト活動を続ける上で必要な知識や経験を深め、これから世界に羽ばたいていくためのきっ かけになればと思います。若いアーティスト達が活動しやすい環境を作ることは、日本全 体のアートシーンを育てることに繋がります。将来的には、この志にご賛同を頂ける他の 施設様にもご参加いただき、多くの会場で同時開催される毎年恒例のビッグイベントとな れればと考えています。
高城ちひろ展「夢の中の少女たち」
2020年12月25日ー1月31日
Gallery G-77では、Taki Chihiro展「夢の中の少女たち」を開催します。若くて美しい高城は野心にかられ東京芸術大学絵画科油画専攻卒業の後、フィレンツェアカデミア美術大学で5年間勉強し、去年日本に帰国。高城はディテイル·ニュアンスに非常に神経を注ぎ、夢幻の中のレアリティを感じされる魅惑的でチャーミングな絵画を作成しています。その絵画に注目して、楽しんでいただければ幸いです。
高城ちひろのコンセプト
昨日、体長1メートルくらいの猫に顔をうずめる夢を見た。毛がふわふわと柔らかくて、温かくて、幸せな枕。
わたしは幼い頃から夢をよく覚えている。夢であった出来事か、現実であった出来事か分からなくなる事もある。ほとんどが焦っていたり、怖かったり、苦しい夢だ。朝目が覚めた時の疲労感は、起きている時のそれとは少し違う、どしりとした疲れ。わたしの制作は、そこから始まる。
夢は気が付かなかった自分の欲望や恐怖、見ないふりをしていた部分に気づかせてくれる。そんな「夢」を描く事は、恐怖と闘ったり、気持ちを消化していくための大事な行為だ。絵に登場するのは、大人になる事への不安を抱えた自分の分身。わたしは今日も夢の中で少女になる。
皆様のお越しを心からお待ちしております。