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川端朗子

うたかた— 泡のような世界

2026年9月24日–10月10日
11:00–18:00

 

「うたかた」とは、泡のように現れては消えていく、儚いものを意味する日本の古い言葉です。

本展では、川端朗子が、私たちを取り巻く世界の儚く移ろう性質を探ります。泡はその表面に光や色、音、反射を一瞬映し込み、変化し、あるいは消えてしまうまでのわずかな時間だけ存在する世界をつくり出します。川端は、そうした移ろいゆく瞬間と、それらにもうひとつのかたちを与える可能性に惹かれています。

コラージュ、絵画、ミクストメディアを通して、川端は色やイメージ、素材の断片を、組み合わせ、重ね、並べ替えるという直感的なプロセスによってひとつにしていきます。あらかじめ決められたイメージからではなく、思いがけない出会いのなかからかたちが生まれ、そこには見たもの、感じたもの、記憶したものの痕跡が残されています。

《UTAKATA》において、コラージュは、本来とどめておくことのできないものをとどめるための方法となります。儚い印象は、そのままの姿で保存されるのではなく、新たなものへと変化していきます。それは、世界から消え去った一瞬が、別のかたちとなって再び現れることでもあります。

川端朗子

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川端朗子(1986年、大阪生まれ)は、大阪を拠点に、コラージュ、オブジェ、絵画、インスタレーションなど幅広い表現に取り組むアーティストです。2000年代初頭から作品を発表し、さまざまな素材や手法を取り入れながら、その表現を広げてきました。

近年の制作の中心にあるのが、「色遊び」です。色や断片、身近な素材を直感的に組み合わせ、重ね、並べ替えることで、あらかじめ決められたイメージを目指すのではなく、偶然や発見のなかから新たなかたちを生み出していきます。

川端の作品では、色やかたちが何かを思わせながらも、ひとつの意味に定まることなく、変化し、新たな意味へと開かれていきます。近作《UTAKATA》では、こうした関心が、現れては消えていく一瞬の感覚へと向けられ、消えつつあるものに、もうひとつのかたちを与える可能性を探っています。

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